むし歯にしないための基礎知識

むし歯にしないための基礎知識

むし歯にしないための基礎知識

むし歯にしないための基礎知識についてまとめてみたいと思います。

①子どもの歯(乳歯)のはたらき

 食べ物をかむ、発音を助ける、顔の形を整え顎の発育を助ける、永久歯が正しい位置に生えてくる目印になる

 乳歯は6ヶ月頃から生え始め、2歳半ば頃に全部で20本生えそろいます。この乳歯がすべて永久歯と生え変わるのは11歳頃です。大切に育てたいものです。

 

②むし歯ができる条件

歯の質(むし歯菌を受け入れる環境)、むし歯菌、糖(プラーク・酸の材料)+時間

 

③むし歯菌から守るには

ⅰ感染を防ぐ

 生まれたての赤ちゃんは、お口の中にむし歯菌を持っていません。家族からむし歯菌は感染するといわれていますので、むし歯菌の感染を防ぐことが大切です。家族の皆さんもお口の中を清潔に保ち、むし歯をきっちり治して赤ちゃんに接しましょう。スキンシップをやめる必要はありません。

ⅱプラークコントロール

 プラーク(歯垢)には、むし歯菌がすみ着くので、むし歯になりやすくなります。歯みがきで取り除きましょう。

ⅲ食べ物に気をつける

歯にいいおやつ

・口の中を酸性にしない(チーズ、季節の野菜)

・口の中にとどまりにくい(ヨーグルト、寒天、ゼリー)

・よくかむおやつ(りんご、だんご、スルメ)

・食事を補うおやつ(パン、おにぎり、お好み焼き)

・歯にやさしい飲物(お茶、水)

むし歯をつくりやすいおやつ

*おやつは食事で不足した栄養を補うものです。むし歯菌が感染、定着しやすい3歳頃までは特に食べ物に気を付けましょう。

・砂糖がたくさん入っている(砂糖入りガム、チョコレート、ラムネ、アイスクリーム)

・粘着性のある食べ物(キャラメル、ソフトキャンディー)

・口の中にとどまりやすい(アメ、クッキー、ケーキ、スナック菓子)

・味を長く楽しむ食べ物(チューブ入りアイス、棒つきキャンディー)

・歯を溶かす酸性の飲みもの(ジュース、イオン飲料、乳酸菌飲料、炭酸飲料など)

ⅳ歯を強くする

歯の表面のエナメル質は、カルシウムとリンでできていて、体の中で最も硬い部分です。しかし、酸があるとカルシウムとリンが解け出してしまいます。唾液とフッ化物が重要な役割を果たします。

ⅴ食べる時間を気を付ける

普段の口の中はpH7(中性)に近い弱酸性ですが、食べ物で酸性になり始めます。pH5.5以下の酸性になると脱灰(歯の成分が溶け出すこと)が始まります。食後には唾液の作用で中和されますが、もとの弱酸性に戻るには、個人差がありますがおよそ30分~50分ほどかかります。おやつなど食べる回数の多い「だらだら食べ」を続けていると、酸性の状態が長く続き、むし歯になりやすくなります。夜寝る前に歯を磨かない、哺乳瓶でジュース・ミルクや母乳を夜間に飲むことも脱灰の時間を長くしてしまいます。

 

要するにむし歯には多くの要素が関わりますが、きちんと予防できるものでもあります。正しい知識を身につけ、生涯自分の歯で食べることができる、を目標に当院は尽力しています。

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